街角にて

どこかの街の、誰かの物語。

ウクレレでも買おうかしら

最近の楽しかった出来事について書こうと思っていたけれど、ニュースで件の客船についての特集を観ていたらそれができなくなってしまった。僕が普段通りの週末を過ごしたり隣のおじさんが訪ねてくる夢をみたりしている間に苦しい日々を送っている人たちがいた、しかも僕が住んでいる場所からさほど遠くない海で。そう考えるともう何を書いても意味がない気がしてしまう。僕が何かを書いても書かなくてもその人たちには1ミリも影響がないのはもちろんわかっているけれど。僕はすべてを知り尽くしたような顔して過ごしているけど実際にはなにひとつわかってない、フリをしているだけ。タイトルは特に関係なし。