街角にて

どこかの街の、誰かの物語。

センチな夏はもう古い

撮りかけだったフィルムを使い切り、現像に出す。別にいつでも良かったのだけれどいつかは区切りをつけないといけないと思っていて、たまたまそのきっかけができただけのこと。
愛は永遠だ、なんてよく聞く言葉も嫌いではないけれど、恋は供養する必要があるんだってさ。そんなようなことを、いつか誰かが言っていた気がする。