街角にて

どこかの街の、誰かの物語。

壊れた指輪も小さな思い出

引っ越しを間近に控え、面倒な手続きと格闘し、ひたすら部屋を片付ける。7年間暮らしている間に溜め込んだ思い出はゴミ袋10個分近くになった。にも拘わらず散らかった部屋。そもそも僕は好きなものに囲まれ埋もれて過ごしたい、断捨離なんてくそくらえな主義なのだ。こんな機会でもなければがっつりモノを処分することなんてきっとない。捨てた中にはいつか手放したことを後悔するものも混ざっているかもしれないけど、その代わりにもっと素敵なものが手に入るといい。