街角にて

どこかの街の、誰かの物語。

2021年の終わりに考えること

いつも理由を探してきた。それは何かを始めるきっかけだったり、諦める言い訳だったりする。春に亡くなった叔父の形見の一眼レフカメラを受け取ったのが夏の終わり頃、それから修理が終わって新しいレンズを手に入れて、気づけば季節はもう冬で、今年も終わろうとしている。別に年が変わったからといって本質的なことは何も変わらなくて、きっといつかまた僕は撮らない理由を探し始めるのかもしれない。だけど昔と違うのは人の評価を気にする必要がないこと、自分の好きなものだけを撮ればいいこと。撮りたくない時はいくら休んだっていい。せっかく叔父がくれたきっかけだし、自分のペースでやっていこうと思う。