街角にて

どこかの街の、誰かの物語。

スターダストベイビー

星屑59分発の列車に乗った。跳ねた。
行き先はわからない。

列車はかつての乗客たちの、
わたしからすれば他人の夢の残骸の中を走り続ける。
きっとわたしの夢もいつか星屑のひとつになるのだろう。

だけど今はまだ車窓から星屑を眺めながら先を急いでいる。
行き先はわからない。